今回アップした800型、実は10年ほど前の2005年頃に側面のみ製作したものの、長らく放置しておりました。
7300系落成を機に再び製作を思い立ったというわけ。
前面を作ってとりあえず車体を組んでみると、何だか窓をズラッと並べただけの印象で今ひとつ盛り上がらない。
このまま完成させたら、あまり面白みのない車両になってしまう…
どこかこだわってみようと考えたのが「目」。
旧型車両によくある「ガイコツ型」テールをどのように表現するか。
そのものではないにしてもそれっぽい表現法はないだろうかと思案した結果、採用したのがこれ↓
丸プレートに付いたボールがテールライト表現としては少々難しそうなパーツです。
実際装着してみたら「涙目」テール(笑)
それでも何となく雰囲気が出せたかなと。
いつも以上に手間をかけてみたのは屋上の通風器です。
従来は1×2タイルを貼っただけで済ましていたのを前後に縦にしたタイルを付けることによって「十字型」を表現。
タイルも接合面に溝のある現行品ではなく溝のない旧タイプを使用することで接合面を目立たないようにしました。
下画像はその比較です。(左が旧タイプを使用)
800型の想い出
名古屋鉄道の旧型車両は80年代後半になると急激に姿を消し、見かけることも殆どなくなりました。
95年冬。早朝の小牧線で踏切待ちをしてた私の目の前を通過していったのは800型+7300の3連。
もうとっくに全廃されたと思っていた名古屋鉄道の旧型車がまだ走ってる!?
調べてみたら2両の800型が「いもむし」こと3400系とともに小牧線、広見線を中心に活躍していることが
判明。そこから私の小牧線広見線通いが始まりました。
800型は3400系あるいは7300系2連の朝夕の増結用として運用されていました。
緑色の3400とのコントラスト、パノラマカーに準じた車体の7300とのアンバランスそれぞれ魅力のある編成
だったと思います。
ごく稀に800型2連での団体列車も運転されました。
96年4月に引退するまで撮りためた800型の画像をアップします。
812を先頭に小牧線を行く3連
3400系との3連。従来名古屋方に連結されていた800型は引退間近には犬山方に連結されるようになり非パンタ側の顔も撮影できるようになりました
800型さよなら運転。相棒だった3400系はこの後しばらく走っていました
「なまず」こと850型と組む813
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