EF56型電気機関車11号機
2014年元旦にEF18 、EF58に続くGreifbare Eisenbahn3両目となるF級旧型電機が配置されました。
EF56型電気機関車。
中央寄りに配置されたパンタグラフが特徴的です。
EF56といえば丸っこい車体を思い浮かべる方が多いと思いますが、今回配置されたのは角型車体の
後期型で、EF56型唯一埋め込み式テールライトを装備していた11号機です。
僚機のEF58型ともども寝台急行から荷物列車まで幅広く活躍する予定です。
EF56について
EF56型電気機関車は1937年(昭和12年)に7両、1940年(昭和15年)に5両の全12両が製造されました。
最初の7両(前期型)は丸っこい車体で登場したのに対し、後の5両(後期型)は角型車体となっています。
当初は東海道本線の優等列車牽引等に活躍しました。
1958年(昭和33年)に東北線に転属後は主に荷物列車を牽引するようになりました。
稼働率は低かったようで、同じく東北線で活躍していたEF57と比べると地味な印象が強く、1,2,3,5,12号機
がEF59型に改造された以外は1975年(昭和50年)までに引退しました。
現在EF59型21号機(元EF56型2号機)が広島車両所に保存されています。
下は後期型12号機から改造されたEF59型24号機の画像です。
唯一の後期型に加え、警戒色が他機とは違う「逆ゼブラ模様」で異彩を放っていました。