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そうだ、ドイツ行くか

2006年1月。AP家の「第一回旅行会議」。
今年もカリフォルニアレゴランドに行きたいAPに対して、他の所に行きたいというAP妻。
「じゃあ、どこ行きたいの?」
「ヨーロッパのどっか!ドイツあたりがいい。」
「ドイツいいけど、アメリカより時間かかるし、何より今ユーロが高いぞ。」
海外で少しでも安くレゴを調達したいAPにとっては、ユーロ高のヨーロッパよりアメリカの方が魅力的。(観光は二の次!)
なれどレゴは二の次(というか別にどうでもいい)の妻は、当然ながら観光重視。
行けても年一回のことだから他の所に行きたい、とあくまでドイツ行きを主張します。
もちろんカリフォルニア以外のレゴランドにも興味があったので、私も何が何でもアメリカ!というわけではなく
徐々にドイツ行きの方向に。
まぁいっか。レゴランドもあることだし。
早速ドイツツアーの情報収集を始めましたが、ドイツのみをまわるツアーというのがほとんど無し。
こうなったら個人で手配するしかありません。
ネットにて航空券、ホテルの予約を済ませ、ジャーマンレールパス(期間内列車乗り放題の周遊券みたいなもの)も購入しました。
もちろんレゴランドのリサーチも忘れません。
さあ、いざドイツへ!

フランクフルト国際空港に到着後、ヴュルツブルク〜ローテンブルク〜ニュルンベルクと移動して4日目にミュンヘン入り。
その日は市内を観光後、翌日いよいよレゴランドに向かいます。
レゴランドはミュンヘンから鉄道で1時間ほどのギュンツブルクという町にあります。
ギュンツブルクに停車する列車はわりと多く設定されているため、予定に合わせていろいろプランを立てられるのが便利。
ミュンヘン発7時39分の急行で行くことにしました。ギュンツブルクには8時46分の到着です。
レゴランドは10時開場なので到着が少々早い気もしますが、駅前探索でもしてればよいし。
列車はICE。DBが世界に誇る車両だけあって、内装も立派です。日本の新幹線以上と言ってもよいでしょう。
食堂車も連結していますし、コーヒー等の車内販売もあります。

 
ミュンヘン中央駅にて出発を待つICE

 
ギュンツブルク駅前にて。右側に見えるのがバス停。                 レゴランド行きのシャトルバス

定刻の8時39分ギュンツブルク駅に到着。
駅前に出るとレゴランド行きシャトルバス乗り場があります。
次のバスは9時10分発。それまで駅前をぶらつきました。
15分ほどするとバスがやってきました。運転手さんはやはりドイツ人。
この辺りは英語はあまり使わないようで、カタコトのドイツ語でやりとりして切符を購入。
運賃は1.4ユーロ(約210円)です。帰りの分も買っておきました。

  
駐車場入口の看板。開場まで時間があったので撮りに行きました。


ギュンツブルク駅から約10分でレゴランド正門前に到着。
まずは入場券を購入です。1人28ユーロ(約4,200円)。カリフォルニアレゴランド(44.95ドル)よりちょっとお得か。
開場まで30分以上ありますが、土曜日ということもあってか駐車場はどんどん埋まっていきます。
オープンする頃にはゲート前に200人くらいは並んでいたと思います。
カリフォルニアレゴランドにも土曜日に訪問したことがありましたが、これほどの混雑はありませんでした。
ドイツの子供たちの方がレゴ好きなのか?




10時。いよいよ開場です。入るとすぐにベンチでくつろぐ親子が。
お父さんいきなり疲れちゃったの?という心配は無用。これはもちろんレゴ製です(笑)。

 

々なレゴ製品、グッズを販売している「City shop」はカリフォルニアレゴランド「The Big Shop」と同様やはりゲート近くにあります。
12時からの営業というのも同じ。
ドイツ行きが決まり、一番楽しみにしてたのは間違いなくレゴランドでした。
が、楽しみな一方で、多少の違いこそあれレゴランドは多分どこも同じなんだろうな、という少し冷めた思いが心の片隅にあったのも事実です。
入場する時点で抱いていたそんな思いは、次の瞬間どこかに吹き飛んでいきました。
「Minilandだ〜」
レゴランド中央に配置されたレゴの街Miniland」。
カリフォルニアのMiniland」にも圧倒されましたが、こちらはカリフォルニアをさらに上回る充実ぶり!
「Venice」「Berlin」「Frankfurt」「The Netherlands」「Swizerland」などの国や都市をレゴで再現しています。
建物一つ一つの仕上がりの素晴らしさに加え、街の「密度」が濃いとでもいうのでしょうか、まさに実物の街を眺めているかのようです。
後方にあるショップなどの施設が「借景」となってレゴの街に更なる奥行きを与えています。


 

 

 

様々なアングルからカメラを向け続けました。
夢のような楽しい時間を過ごしているはずなのに、どの建物も撮り逃すまい、と何故か“プレッシャー”を感じながらの撮影。
だんだん息苦しくなってきたりして(笑)。
レゴの街を撮影している最中、何となく視界に入っていた街の奥にあるグレーの一角。
街の撮影に夢中だったため製作中の区画くらいにしか思ってなかったのですが、近づいてみると、そこはレゴの空港でした。
こいつもすごい
内部を見せている手前の飛行機にはミニフィグの乗客が搭乗しています。
ホテルなどの空港周辺の施設まで見事に表現されています。
さらにその隣にはノイシュヴァンシュタイン城が。
おっと、また息苦しくなってきた・・・


 

 

 
内部のダンスホールまで再現したレゴノイシュヴァンシュタイン城とその実物(右)

一通り撮影を終えて、移動しようとしたその時、「等身大のミニフィグ」が現れました。
最初は子供たちになかなか気付いてもらえず少々すね気味でしたが、やがて子供たちに囲まれ満足気のミニフィグマンでした。
楽しい演出ですが、夏は大変そうですね。




「MINILAND」で予想外に時間を取ってしまったので、既に12時を過ぎています。
ランチタイムといきましょう!
ドイツレゴランドにもたくさんのレストランがあります。
いろいろ「吟味」した結果、「Schnitzel Depot」に決定。
Schnitzel 」とはドイツ風カツレツ。
一昨日にホテル近くのスーパーで買ったのが結構美味かったので、再びトライとなりました。
ノーマルタイプ(右画像右側)とデミグラスソース付を注文。

柔らかめのお肉で美味かったです。
ドイツに来るまで殆どなじみの無かったドイツ料理でしたが、結構日本人の味覚に合うのでは?と思いました。
右画像の紙ナプキンにはミニフィグが見えています。


 

横の池には「Jungle X-pedition」というスプラッシュマウンテンみたいなアトラクションがあり、食事をしながら
小船に乗った皆さんが水びたしになる様子を見ることができます。

 みんな確実に水びたし(笑)

食事と「Jungle X-pedition」を楽しんだ後は、他のアトラクション見物とまいりましょう。
まずは「Project X-LEGO Test Track」。
カリフォルニアにもあったテクニックカー型の4人乗りジェットコースターです。
最初の急スロープが結構強烈。
降下中の表情を撮影した画像を出口で販売しています。
我々の後ろに乗っていたドイツ人親子が購入したそうでしたが、私の表情があまりに醜かったため思いとどまったようです・・・
もう1回乗るといいよ(笑)

「Project X-LEGO Test Track」を奥に行くと「Sales Marquee」というレゴのセール品を置いたテントがあります。
ご覧のように見かけはぱっとしませんが、中はなかなか凄い。
1,2年前の廃盤レゴを中心としたレゴ製品がセール価格で販売されているのです。
さらにはデュプロパーツのバラ売りもありました。
グレーや緑などはジオラマ用に重宝するかも、と思いつつ購入せず。後でパーツ詰めやるからね。
一番気になったのはレゴパーツ袋詰め。
木箱にいっぱい入ったレゴパーツを袋に詰めるというもの。1回10ユーロ(約1500円)。
中には初めて見るパーツもちらほら。
ドイツ少年と一緒にレアパーツを求めてガサガサやり始めましたが、何度も手を突っ込んでいるうちにブロックの角に当たって
指が痛くなるわ、ずっと屈んでいたため腰も痛くなるわで途中で止めてしまいました。
次回来ることがあれば手袋持参だな。
結局ここではレゴランドの本を購入しておしまい。


 

  
 

他にもいくつかのアトラクションを楽しんだ後、「Pedal-A-Car」に乗りました。
ペダル付の車に乗ってレゴランドを見渡せます。ペダルを漕がなくとも進んでいくので楽チンです。
Miniland」も地面から見るのとは一味違った眺めを楽しめます。
低速走行なので周りの景色も撮影可能。

 パイロットは着陸前にこんな感じで滑走路を見てるのでしょう

さらに高みを目指す(笑)なら「Observation Tower」(下画像右)に乗りましょう。
レゴランド全体はもちろん周辺の様子もよく分かります。
中央に見えるのが「Miniland」、手前の赤い高架が「Pedal-A-Car」。後方は駐車場です。

 

時刻は15時過ぎ。だんだんウズウズしてきました。
「どうして」って?そりゃあなた、待望のパーツ詰めをしたくなってきたのですよ!
何と言っても一番の楽しみはこれですわ。
はたしてカリフォルニアのパーツ詰めには無かったレアパーツを詰められるのか?
「LEGO FABRIK」へと向かいます。
ありました。パーツ詰めの看板。

100グラム7ユーロ
(約1,050円)。カリフォルニアレゴランド1/4ポンド(約110グラム)6.99ドルに比べるとやはり割高感があります。
かと言って止めるわけにはいきません!


 


中に入ると、ご覧のような「素敵な」光景が。

 

左上画像だけでもパーツ満載のケースが5段。そいつが1,2,3,4・・・11,12・・・う〜む、数えられん位たくさん!
明らかにカリフォルニアレゴランド「LEGO Club House」を上回る品揃えです。
出発前にパーツ詰め対策として手持ちパーツの「棚卸し」を行い、補充すべきパーツを大体把握しておきました。
が、圧倒的なパーツ群を前にして頭の中が真っ白に。
いっそ何も考えずに手当たり次第詰め込んでいけばよいものを、変に「効率」を考えてしまい、どのパーツにも手を出せない状態に。
あ〜、これだから大人って・・・(笑)
しばらくそんな状態が続いた後、ここにあるのは殆ど全てが有用なパーツなんだから、と自分に言い聞かせようやくパーツ詰め開始。
いざ始めるとすぐに没頭する「こどもAP」、白、黒、赤、タン、緑を中心に↓のようなパーツも詰めてきました。
45度折れ屋根パーツがあったのはラッキー。
クリア1×6やピンク花も多めにゲット。特に花は材質の関係で軽いため、こういったパーツ詰めには有利なのです。
右画像はパーツ詰めとは別にバラ売りしていたパーツ。記念に1個購入してきましたが、使い道分からず(笑)。
グレー、茶色はパーツによって新色だったり旧色だったり。下画像の茶タイルは新色でした。
照明が暗いため最初は新旧の判別がしづらく明るい所までパーツを持っていくという“怪しい行動”をとりながらの確認となりました。


  

パーツ詰めも無事終了し、今度はLEGO FABRIK」の工場見学ツアーに。
工場見学ツアーの出口にパーツ詰めがあるので、ホントは順序が逆といえば逆なんですけどね(笑)。
ここはLEGO FABRIKの名の通りレゴの工場。レゴブロック製造の様子などを実際に観察できます。
ミニフィグの上半身が組み上がるまでの過程が興味深かったです。
それをご紹介したかったのですが、記録しなかったため順番を忘れてしまいました。
片手ずつ胴体にはめてバンザイさせた後、手の先を付けて・・・やっぱり忘れた!
(また行く機会があればこいつも忘れず記録しておこう。)
ツアー出口では「LEGO FABRIK」オリジナルブロックが貰えます。
最初どっちでもいいや、と思っていた工場ツアーでしたが、これはラッキーでした。


  

ツアーが終わるとパーツ詰めコーナーに出ます


時刻は17時をまわっています。レゴランド滞在もそろそろ終盤です。
再度「MINILAND」を見た後、「締め」は「City shop」へ。
店内中央から四方に向かう青色テクニックビームはカリフォルニア「The Big Shop」にも見られた内装
レゴ製品、レゴグッズに溢れた店内は魅力十分です。
右画像のようにトレイン系も予想以上の品揃え。さすがに9月に発売予定の「Hobby Train」は無かったですけど。
SWシリーズで欲しいのがあったのですが、残念ながら在庫が無く店内を見ただけで何も買わずにおしまい。
価格的には定価(だと思う)が殆どなので、現行品であれば後でご紹介する玩具屋さんの方がおススメかも。
結構お買い得品も山積みになってたりしますし。

 

18時ちょっと前。閉場までは1時間ほどありますが、そろそろ帰るといたしましょう。
帰りはのんびりと普通列車を利用します。ミュンヘンには20時頃の到着予定。
ところがギュンツブルク駅で列車を待っていると、やって来たのは急行列車。
どうやらダイヤが乱れていたようです。ミュンヘン到着が30分早まったので、我々にとってはラッキーでした。
20時近くとは言え、この時期ドイツではまだ日が沈まないためミュンヘン駅では列車撮影を楽しんだ後ホテルへ。
朝から晩まで中身の濃い一日を過ごすことができました。

来年もまた来るぞ〜!(・・・来れるかな?)

今回レゴランドにて撮影した画像約150枚をアップしました。。
お時間がある方はおつきあい下さいまし。
ドイツレゴランドのアルバムへ
また、もひとつ「オマケ」として旅行中訪れた玩具屋さんをアップしました。
ドイツの玩具屋


なお、今回のドイツ旅行の模様は2006年5月の「
AP通信」でもご覧いただけます。


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