AP韓国へ Adult Primo in Korea
トップへ
旅行記へ
見よ!このレゴ小箱の山!
・・・と言いたいところなんですが、実はこれみ〜んな中国製“レゴ風”ブロック。
ソウル市内のおもちゃ問屋さんの店先に並べられてました。
AP今回の旅は韓国ソウル。
以前訪れた黄鶴洞市場(ファンハクドンシジャン)というおもちゃの問屋街を再度探索してみたくなったのです。
当時(2001年2月)ここで壁面一杯に積み上げられたパラディサシリーズ小箱を発見しました(一瞬レゴには思えませんでしたが)。
その時の光景が忘れられず、パラディサは残っていないにせよ何らかのレゴ的発見ができるかも、と今回の訪問となりました。
が、最初に結果を記しておきますと、目ぼしいレゴには出会えませんでした。
廃盤は2003年頃の製品くらいで現行品が殆ど。
その代わりに沢山あったのが冒頭の画像のようないわゆる「パチレゴ」。
今回はこれらパチレゴを中心にご紹介していきましょう。
まずは黄鶴洞市場について。
有名な東大門市場(トンデモンシジャン)のすぐ近くに位置するおもちゃの問屋街です。
ご覧のようにおもちゃ問屋が軒を連ねております。
基本的には卸売り専門のようです。
子供が大喜びしそうなこの場所をレゴ好きな大人が歩き回ってきました。
何十軒もお店がありますが、全てのお店でレゴを扱っているわけではありません。
以前訪問した際にそれっぽいお店に飛び込んで「LEGO Block?」と尋ねて回りました。
今回は当時レゴを扱っていたお店を中心に訪問です。
まずは「パラディサ小箱」のお店へ。
#6402、#6404が壁面一杯に積み上げられた様子は、まさに壮観でした。
今でこそ店舗内の撮影の際には一声かけて撮影させてもらうのですが、当時は変な遠慮みたいなものがあったために
記録しなかったのが残念でなりません。
店の中に入るとやはりパラディサの姿はなく、レゴはそこそこ置いてありましたが現行品中心。
他のお店も大きな収穫は無し。
2000年のカタログにはベルビレやトレイン等も掲載されるなど日本よりも恵まれたレゴ事情が伺えたのですが、
現在はそれほどでもないようです。
ちなみに韓国にはレゴの工場がありますがパーツの製造は行っておらず、パッケージの印刷及びデンマークなどから送られてくる
パーツの箱詰めを担当しているようです。
従いましてパーツの品質は当然ヨーロッパのものと同等です。
近々中国へ移転するようですが、業務内容は変わらないものと思われます。
レゴの在庫を尋ねた際に、多くのお店で「Korea LEGO(ならあるよ)」と言われました。
韓国製ブロック「オックスフォード」のことです。
堂々と「Korea LEGO」と言い切ってしまうところが凄い(笑)と思うのですが、お膝元だけあって確かに
こちらの在庫は充実していました。
オックスフォード版#6335(左)とミリタリーシリーズ(右)
昆虫デザイナーセット。羽部分が可動するようです。
たしかにレゴパーツに似たパーツが多用されております。
が、その一方で独自のパーツも使われていたり、何よりもレゴ製品にはないミリタリー系が充実しているなど
本家との製品ポリシーの違いを明確に打ち出しているようにも思えます。
パッケージもレゴ風ではありますが、別物と分かるデザインとなっていますしね。
オックスフォード以外にも「Korea LEGO」を発見しました。
「INCA」と読むのでしょうか。
オックスフォードに比べると「パチレゴ度」はより高そうです(笑)。
新ヒンジや曲面パーツをコピーするなど構成パーツから察するに比較的最近のメーカーと思われます。
製品は一応オリジナルっぽいデザイン。
これらの組立説明書を参考にレゴでモデルを再現する楽しみ方もアリかも。
特に工事車両なんかは良さげですね。
こちらのパッケージもレゴのそれと何とか区別できそうです。
一方でここまでやるか、と思ったのが中国製レゴ風ブロック。
冒頭の小箱の山を見た時、一瞬喜んじゃいましたよ・・・
下の画像の中にも#6044や#6262等見覚えのあるモデルが。
これは「啓蒙」ブロック。
何故か「Shifty」と「Brick」の2種類のブランド名?が付いています。
「Shifty」の方は日本でも割と有名かも。
モデル自体はもちろんのこと、ロゴや品番の位置、シリーズごとに異なる背景やパッケージの色まで見事に「再現」されています(笑)。
「啓蒙」や「Shifty」等のプリントで何とかレゴとは区別できるものの、例えば品番0043には「皇帝出巡」と中国タイトルがあるため
中国で販売されているレゴはこのような外観、と錯覚してお土産に買ってしまう人もいるかもしれません。
それほどパッケージは魅力的ではありますが、肝心のブロックはかみ合わせが緩かったり、反対にきつくてハマらないケースがある
ようです。
上下の画像より : #1283,#1284,#1761,#6008,#6044,#6115,#6237,#6256,#6262,#6404,#6716等・・・・のコピー!
最近「パチレゴ」業界に参入したと思われるのが「博楽 (BELA)」ブロック。
ご覧のように「バイオニクル」等最近のレゴ製品のコピーが主力です。
しかしよくもまぁここまでパーツの金型をおこせたものよ、と感心してしまいます。
箱絵を見る限り「バイオニクル」だよ、これ。
ロボットデザイナーセットも“見事”コピーしてるし(笑)。
デュプロのコピーと思われる商品群も“充実”(笑)
レゴ的には正直不発でしたが、様々なコピーレゴを見ることができ、それはそれでとても楽しかったです。
記念にいくつか購入も考えましたが、ちょっと気になるものの多くが4個や6個のパック販売されていたためやめました。
「啓蒙」小箱6個パックが12,000ウォン(約1,300円)など、他社製品も同じくらいなので安いと言えば安いんですけどね。
レゴコレクションの一環としてコピー商品を集めていくのも楽しいかもしれません。
ここまで手を広げていらっしゃる方は少ないでしょうから、今ならこの道の「パイオニア」になれますよ!
私の場合、現物を買い集めるのはともかくとして、「啓蒙」の製品カタログがあれば是非欲しい!と思いました。
トップへ
旅行記へ
ソウル滞在中に覗いたお店のことも少々。
店名は・・・読めません(笑)。黄鶴洞市場で入ったお店の一つです。
「LEGO」のロゴ看板が掲げられてはいますが、隣の「オックスフォード」の方が大きいぞ・・・。
現行品の品揃えは充実していました。
南大門市場(ナンデモンシジャン)内にある「アルファ」。
2001年訪問時は何とも雰囲気のある個人商店といった感じで、テクニック#8480やウェスタン#6769等が
置いてありました。
久々に訪れてみると3階建ての立派な店舗に改築され、廃盤レゴは消滅。
現行品ではテクニックフェラーリが目を引きました。