オハネ12型寝台客車


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オロネフ10型に続き配置されたB寝台車です。
 昭和50年代に国鉄から引退した当形式も約30年経ってGreifbare Eisenbahnに蘇りました。
 まずは1両のみの配置。
 センターピラーのある寝台側の窓が特徴的です。
 この車両の配置により普通座席車、グリーン車、A寝台車、B寝台車そして荷物車といった
 客車急行列車の組成が可能になりました。
 屋根も窓配置も異なる凸凹感の強い編成はまさにオーナー好み。
 Greifbare Eisenbahnの花形列車として活躍の予定です。

 







 
オハネ12型について

 
10系寝台車ナハネ11型が1957年(昭和32年)に登場しました。
 このナハネ11型を1966年(昭和41年)より
冷房化改造して誕生したのがオハネ12型です。
 冷房化により居住性は向上したものの、3段かつ52センチという寝台は、現在の寝台車に
 比べると決して快適とは言えないものでした。
 
 オロネ10型とともに昭和50年代半ば頃まで夜行急行列車に活躍しました。
 43系、35系普通座席車、スロ62等のグリーン車との凸凹編成は後のブルートレインとは違った
 魅力を持っていました。
 晩年には「きたぐに(大阪〜青森 ※寝台は大阪〜新潟)」等で12系とも編成を組んでいます
 急行運用撤退後も「ながさき(門司港〜長崎)」「山陰(京都〜出雲市)」等一部の夜行普通列車
 にも使用され1983年(昭和58年)に引退となりました。
 「ながさき」で使用された29号が「碓井峠鉄道文化むら」に保存されています。


 
 名古屋客貨車区で昼寝中のオハネフ12型。


 レゴで再現しやすい車両とそうでない車両があるとしたら、オハネ12は後者に該当すると思います。
 最大の理由はセンターピラーのある寝台側の窓。
 トレイン用窓R付ということもあり10系客車のを表現するのに最適なパーツではあるのですが、
 リンク↑にもあるような窓ガラスパーツを使用する以外に窓表現をするのは難しく、センターピラー
 を表現するとなると難易度はさらにアップ。
 とは言え、10系B寝台車の特徴でもあるこの窓は何とかして表現したい。
 窓パーツをあれこれいじってるうちに↓のように組むと、窓枠の内寸と同サイズになることを発見。
 (自分が知らなかっただけで世界では広く知れ渡ってたことかもしれませんが)

 

 

 さらにシルバーパーツをクリアパーツで挟む形で2段窓を試作。
 この作例を縦にすればセンターピラーに見えなくもない。ただそれにサッシ部分を加えた
 「逆T字」型の表現は難しそう。


 
 
 悩んだ末に縦か横のどちらかが内寸に合っていればはまり込むだろうと、窓部分の上下に青プレートと
 グレータイルをはめ込む形を採用。
 結果10系B寝台車独特の窓表現に何とか成功。
 窓上部表現が実車のそれとは異なりますが、これでよしとしました。

 

 
 
 10年ほど前にまとめて購入したまま一度も使用する機会のなかったトレイン窓ですが、オロネフ10型に
 続いて10系寝台車用窓としてにわかに脚光を浴びてきました。



 



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