オロネフ10型寝台客車
落成直後の寝台急行列車。B寝台が連結されていない短編成。
Greifbare Eisenbahnでは列車運用の長距離化に伴い寝台列車設定の必要性が出てきました。 先陣を切って登場したのがオロネフ10型です。 まずはスロ54、43系客車で組成された急行列車にぶら下がる形で試験的に導入となりました。 上画像のように最後尾に連結されるケースを考慮してオロネ10型ではなく当形式が配置されています。 落成直後は上画像のように“豪華”カーテンが試験的に装備されていましたが、現在は撤去されています。 |
オロネフ10型について オロネ10型は昭和34年に登場した寝台車です。 同時期に製造された20系ナロネ21を元に開発されたため、乗降扉、窓上の明かり窓に違いが 見られるものの、酷似した外観をしています。 北海道向け500番台6両を含め97両が製造されました。 室内は通路を挟んで2段寝台が進行方向に設けられた「ブルマン式寝台」と呼ばれる方式を採用。 ゆったりとした空間が確保されました。 オロネ10型を緩急車化改造したのがオロネフ10型で、昭和44年、49年に6両が誕生しました。 オロネ10、オロネフ10は既に全車引退しておりますが、名古屋の「リニア鉄道館」などに数両が 保存されています。 下画像はオロネフ10のトップナンバー。 |