ドイツレゴランドへの道
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移動手段は鉄道が結構便利
ドイツは鉄道網が非常に発達しており、現在も各地にICE用路線等が新たに整備されつつあります。
レゴランドのあるギュンツブルクに限らず他の都市を訪問するにも非常に便利。
もちろんレンタカーを調達すれば、鉄道を利用する以上に行動範囲も広くなると思われますが、自分自身
鉄道旅行が好きということもあり、ドイツ訪問の際の移動手段はDB(ドイツ国鉄)を利用しました。
「ドイツレゴランドへの道」というよりはDBを利用する際のミニガイドということでおつきあい下さい。
鉄道を利用する際に絶対重宝するのが「ジャーマンレールパス」。
DBの全路線が乗り放題となるパスで、ICE等の特急料金も含まれています。
(ICE-Sprinterなど一部別料金が必要な列車あり)
ライン下りの船(KDライン)にもこいつを提示すれば無料で乗船できます。
さらにはロマンティック街道のバス運賃が60%割り引きになるなど特典盛り沢山!
フランクフルト国際空港駅にあるトラベルセンター
使い方は簡単です。
まずは駅の窓口にて受付スタンプをもらい、使用開始日(First Day)と終了日(Last Day)を記入してもらいます。
パスポートの呈示も忘れずに。
この手続きは「ヴァリデーション(Validation:認証、認可)」と呼ばれています。
私の場合はフランクフルト国際空港駅のトラベルセンターで申請しました。
「ヴァリデーション」を終えたら、開始日から一ヶ月以内の好きな日を指定して使用できます。
使用当日の乗車前に日付を記入して、後はパスを呈示するだけでその日は列車乗り放題。
使用する日がすべて決まっていても日付を前もってすべて記入してはいけません。
また検札時に不正使用防止のためパスポートの呈示を求められる場合もあるようです。
このようなケースには遭遇しませんでしたが、一応パスポートは携帯していきました。
ジャーマンレールパスは3日間(※)から10日間用が、また座席はファーストクラス(日本でいうグリーン席)用と
セカンドクラス用があるので旅行の内容に合わせて購入しましょう。
(※)2010年より3日間用パスも登場しました。
下画像は今回使用したジャーマンレールパス。「4Days in 1Month Twin」とあるように、2人で4日間有効のパスです。
このパスは2人目の料金が半額になるというさらにお得なもの。ただし2人で1枚のパスのため別行動は出来ません。
他には12〜25歳向けのセカンドクラス専用「ジャーマンレール・ユースパス」というのもあります。料金は20%引きとなります。
ジャーマンレールパスは日本の旅行代理店を通じて購入が可能です。
H.I.S. http://www.his-hotel.com/rail/pass_eur.php
楽天トラベル http://www.railohshu.jp/rail/index.php?AgentID=OAF-rakuten
ちなみに今回(2007年5月)の「2人用ファーストクラス4日間」パスの料金は340ユーロ(約55,400円)。
為替の関係で価格は1か月ごとに変動します。日本で購入する場合これとは別に手配手数料が一人1050円必要となります。
ジャーマンレイルパスはドイツ主要駅のトラベルセンターでも購入できます。19%の付加価値税が加算されるものの
日本で手配した場合よりは若干おトクなようです。
http://www.bahn.de/i/view/GBR/en/prices/germany/germanrailpass.shtml
ジャーマンレールパス以外にも、DBでは3日前までに往復切符を購入しておくと25%引きとなる等のサービスもあるので、
パスを使用するほどではない近距離の移動にはこちらを利用するのもよろしいかと。
DBの列車について
ドイツ国鉄の列車にも、日本でいう「特急」や「快速」にあたる列車種別が存在します。
以下に主なものを記してみます。
Inter City Express(ICE):日本でいう超特急。ICE用高速区間での最高速度は280km/hに達します。
Inter City(IC):長距離優等列車。一般の客車列車によって運行されます。
Inter Regio Express(IRE):都市間を結ぶ快速列車。
Regional Express(RE):都市近郊で運行される快速列車。
Regional Bahn(RB):≒普通列車。通過駅も若干あったように思います。
S-Bahn:大都市近郊で運転される普通列車。都市によって運行形態が異なるようです。
IC(左)とRB客車列車
DBには列車検索のできるサイトがあり、出発駅と行き先の駅、出発日時等を入力すれば、目的地への最適な列車を知ることができます。
出発および到着時刻はもちろん、該当列車の列車種別、出発番線、さらには途中の停車駅や運賃まで詳しく表示されるので非常に便利。
乗り換えが必要な場合でも接続する列車が同様に表示されます。
しかしながら、例えば「Frankfurt」と入力すると、Frankfurtを含む全ての駅やバス停も表示されるため、フランクフルト中央駅なら
「Frankfurut Hbf(=Haupt Bahnhof)」と入力します。
また、ドイツ語独特のウムラウト表記(「ä」「ü」「ö」)はとりあえず無視しても「Koln」「Gunzburg」で検索できます。
路線が多いため、複数のルートが検索される場合もありますので、経由する駅を入力することでルートの限定も可能です。
試しに色々入力してみると面白いですよ。
列車の座席にはファーストクラス(1等)とセカンドクラス(2等)、禁煙と喫煙があります。
私が確認した限りではICEはもちろん、RBに至るまで全ての列車にファーストクラスの座席が設置されていました。
窓上部の黄色い帯が目印です。ICE、ICは「1」(ファーストクラス)「2」(セカンドクラス)の表記のみとなっています。
予約席は座席上部や個室入口に予約乗車区間が表示されています。乗車区間の表示が無ければその座席は空席ということですし、
また表示区間外であれば座っても問題ありません。
昼間の時間帯は空いている列車が割と多いため、運が良ければ6人掛けコンパートメントにゆったり腰掛けることもできます。
朝夕のラッシュ時や観光シーズンのICEは混雑するため座席予約をした方がよい場合もあります(座席指定券は2.6ユーロ)。
ドイツの駅には改札がないため列車内で検札が行われます。乗車券不携帯が見つかると、一人40ユーロの罰金が科せられます。
「ドイツ語わかりませ〜ん」などと言っても容赦なくきっちり徴収されるようです。
ダブルデッカー客車および一般客車のファーストクラス車内。セカンドクラスの座席に比べると若干設備が良い
というわけでドイツレゴランドへ
ドイツレゴランドはギュンツブルクという町にあります。
主要都市との大まかな(ホントに大まかだ・・・)位置関係は以下のような感じ。
鉄道を使うと、ミュンヘンから約1時間、フランクフルトからは約2時間半ほど。
ミュンヘンからはIC、RE、RBなど直通列車が何本か設定されていますが、フランクフルトからは乗り換えが必要となってきます。
ICEでウルムまで行き、ここからRB、REに乗り換えるパターンが多いようです。
ギュンツブルク駅 駅前通り。この道のつきあたりを左に行くと玩具屋さんがあります。
ギュンツブルクの駅前からはレゴランドへのシャトルバスが出ているので、これに乗れば10分ほどでレゴランドに到着できます。
始発はギュンツブルク駅発8時40分。以降ほぼ30分毎に出ています。
シャトルバス料金は片道1.5ユーロ(約250円)。往復券も購入可能です。
レゴランドシャトルバス
・・・以上とても簡潔に。
ギュンツブルクまで辿り着くことができれば後はシャトルバスに乗るだけなので、これでもよいかな、と。
本家レゴランドへの道もある
今回(2007年5月)のドイツ旅行を計画する際、ドイツレゴランドではなく「本家」デンマーク ビルンドへの訪問を考えていました。
ルフトハンザ航空のフランクフルト国際空港〜ビルンド便が1日2往復設定されており、ややタイトな行程ながら何と日帰りも可能。
レゴランドは空港の近くにあり、タクシーに乗れば15分位で到着できるようです。
敷地内には直営のホテルがあり、そこに宿泊してレゴランドを2日間楽しむという1泊2日の「デラックスプラン」もアリでしょう。
さらにはドイツレゴランドとハシゴする「スーパーデラックスプラン」も不可能ではありません!
Frankfurt Billund Billund Frankfurt
LH9472 09:15 → 10:40 LH9475 11:30 → 12:55
LH9476 20:35 → 22:00 LH9477 18:15 → 19:40
いつか訪問するようなことがあれば、「本家レゴランドへの道」をご紹介させていただきます。(笑)
なお、パーパスジャパンという会社ではレゴランドツアーを取り扱っています。
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