マニ30型 荷物車

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車掌室側は折れ妻面。荷物室、荷物ドアには窓がありません。


車掌室の無い側の妻面はのっぺらぼうで独特な表情

 
 2003年5月Greifbare Eisenbahnに配置されたマニ30型荷物車。
 当初職員給与の輸送に活躍する予定でしたが、慢性的な資金不足にあえぐGreifbare Eisenbahnにあっては
 大金を輸送する機会も少なく、オーナー旅行専用車への転用も検討されたものの結局殆ど稼動することなく
 半年後に解体されました。
 しかしながら現金輸送車両という特殊性ゆえに注目度は高く、解体後も「復活」を望む声もチラホラ(笑)。

 Greifbare Eisenbahnではそんな声に応えるべく「マニ30復活プロジェクトチーム?」が発足。
 約4年の歳月を経てマニ30が見事復活を果たしました。


 このマニ30、現金(money)を輸送する車両だから「マニ」を名乗っているわけではありません。(笑)
 それじゃあ「マニ」の意味は・・? こちらをご覧あれ。





落成後半年で解体された「初代マニ30」


同じく更新工事の終了したオユ10との2ショット。

 
今回の復活にあたり特別に内部も公開!
 現金パック?が積まれています


 
 
Greifbare Eisenbahnのアクセス解析で検索ワード、アクセス数ともに上位に来るのが実はマニ30。
 レゴの人以外にも実車の情報を求める鉄道ファンの方が“迷い込む”ケースが多いみたい(笑)。
 いずれにせよ目に触れる機会の多い車両は更新せねば、と思ったのが再製作のきっかけでした。
 今回製作したマニ30のポイントは何といっても妻面でしょう。
 4年前には手持ちが無かったタイルパーツで仕上げたことによりツルツル妻面を表現できました。
 さらに屋根もタイルパーツを貼ったことによりこちらもツルツルに。
 車体の基本構造は「初代」と変わりないものの、かなり印象の変わった車両になったと思います。
 実車が保存されたことで現役時代は公開されることのなかった室内の様子も分かるようになった
 ため大いに参考になりました。
 実際とは異なるものの簡素に内装も手掛けてあります。

 
マニ30について

 マニ30は昭和53〜54年に日本車輌で6輌製造されました。
 現金輸送車両という性格上、その運用は公表されることがないため運用中の姿をキャッチする
 のは難しく、またその存在を話題にすること自体「タブー」となっていました。
 謎の多さからファンの間では「撮影していたら職務質問される」「扉に高圧電流が流れる」等の
 様々な噂が絶えなかったとか。
 荷物列車廃止後はコンテナ列車に連結されて月に何回か運用されたようです。
 2003年にその使命を終え全車引退する中、1両が北海道小樽交通記念館に保存されました。
 
私がこの車両の存在を知ったのは最近のことですが、もしやと思いアルバムを引っ張り出して
 写真を探したところ、何と一枚だけ出てきました。
 実物画像を求めて“迷い込んだ”鉄道ファンの皆様はとりあえずこいつをご覧いただくということで。
 幌が装着されている新製間もない姿のマニ30です。昭和55年撮影。


       



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